風の吹くまま、日々の雑感を記録しとこうか程度の日記です。誹謗中傷や個人攻撃&個人の信用にかかわること、理解を求めない一方的なコメントは、独断で削除することもありますし、閉じることもあります。


by ende_m
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護憲派のための軍事講座

護憲派のための軍事講座
—自衛隊が《自衛軍》になるとどうなるか—

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昨日、映画人九条の会主催の「護憲派のための軍事講座—自衛隊が《自衛軍》になるとどうなるか—」に参加してきた。講師は、明治大学文学部教授の山田朗氏。参加者は137名。会場一杯の人を見る限り、この問題での関心の高さが伺われる。



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今回の報告は、自民党憲法草案の問題点、軍事力としての自衛隊の特徴、憲法改悪による、さらなる軍事大国化と軍事力の海外展開を許さない道を考えるという三点のテーマでの講演だった。正確で詳しい講演録は「映画人九条の会」のHPにアップされると思うので、ここで詳しくは触れないが、自分なりの感想を忘れないうちに書いとこうと思う。

感想としては、とにかく面白かった。自民党の憲法草案の問題点については、「軍」になったら、単なる現状追認ではすまない問題になる。軍事力としての自衛隊の特徴については、70年代の冷戦体制時から冷戦終結後の「三海峡封鎖」論に基づく自衛隊配置の問題や、純粋に軍事的に見た現在の自衛隊装備の矛盾点、取り分け、アジアにおける「軍拡の連鎖」については、さもありなんと思う内容だった。
世界の軍事費ランキングについては、ダントツでアメリカが1位。94年から03年まで、日本が2位の軍事費を拠出していたけど、04年はイラク戦争があったので2位と3位をイギリスとフランスに明け渡したそうだ。それでも4位なんだから、日本人はなかなか気がつかないけど、アジア世界から見たら相当な軍事大国にうつるんだそうだ。ここ数年、中国がジワリジワリと軍事費を増やし、05年からは、ドイツを抜いて5位の位置を占めるに至っている。これだって、アメリカや日本の軍事費に対抗してと考えると、中国が軍事費を増やし軍拡に走ると、それを受けインドが軍拡に走る。それによって台湾も対抗するし、パキスタンも対抗する。その「軍拡の連鎖」の先頭に日本がいる。ということになるそうだ。だから、アジアにおける「軍拡の連鎖」を断ち切る努力をする必要があるし、世論を喚起していかなければならないと言ってことが、印象に残った。北朝鮮のこともいろいろ言ってたけど、客観的に考えたらそりゃそうだわなぁ〜。と思った。
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山田朗著「護憲派のための軍事入門」(花伝社発行)
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by ende_m | 2006-01-26 01:42 | 憲法