風の吹くまま、日々の雑感を記録しとこうか程度の日記です。誹謗中傷や個人攻撃&個人の信用にかかわること、理解を求めない一方的なコメントは、独断で削除することもありますし、閉じることもあります。


by ende_m
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリ:労働組合( 12 )

●通常の労働者と同視すべき短時間労働者についての差別禁止規定
 08年4月1日より、「改正パートタイム労働法」が施行されます。この「改正パートタイム労働法」では、短時間勤務のパートと正規社員の差別禁止、均等待遇が謳われています。しかし、圧倒的多数を占めるフルタイムの契約労働者、契約社員はこの法律からは外されています。10年、20年、社員と同一労働をしてきた契約者もいます。
 今後、「短時間勤務労働者の差別禁止規定があるのに、フルタイム労働者である契約社員や契約労働者に差別禁止規定がないのは、民法90条(注1)違反である」という議論がおこることが予想されます。

●「改正パートタイム労働法・第8条のポイント」4月1日施行
1.事業主は、職務の内容、退職までの長期的な人材活用の仕組みや運用などが通常の労働者と同一のパートタイム労働者であって、期間の定めのない労働契約を締結している者については、パートタイム労働者であることを理由として、その待遇について、差別的取扱いをしてはならない。
2.1の期間の定めのない労働契約には、反復更新によって期間の定めのない労働契約と同視することが社会通念上相当と認められる有期契約を含むものとする。
職務の内容、人材活用の仕組みや運用など が全雇用期間を通じて同じ、契約期間が実質的に無期契約となっているパートタイム労働者は、通常の労働者と就業の実態が同じと判断され、賃金の決定をはじめ教育訓練の実施、福利厚生施設の利用その他のすべての待遇について、パートタイム労働者であることを理由に差別的に取り扱うことが禁止されます。
「人材活用の仕組みや運用などが全雇用期間を通じて同じ」とは、パートタイム労働者が通常の労働者と職務が同一になってから、退職までの期間において、事業所の人事システムや慣行から判断して同じ、となる場合です。
「契約期間が実質的に無期契約」とは、
a)期間の定めのない労働契約を結んでいる場合と、b)期間を定めて労働契約を結んでいても、期間の定めのない労働契約と同視することが社会通念上相当とされる場合です。
これは、契約期間について通常の労働者と同様であるかどうかを判断する際、形式的に判断するのではなく、実際の取扱いがどうなっているかを判断する、という考え方によるもので、期間の定めがない労働契約を結んでいる場合(aの場合)だけでなく、反復更新によって実質的に期間の定めのない労働契約と変わらない雇用関係の場合(bの場合)も通常の労働者と同様の実態にあると判断します。
期間を定めて労働契約を結んでいても、期間の定めのない労働契約と同視することが社会通念上相当とされる場合(bの場合)、とは最終的には裁判所において判断されることになりますが、これまでの裁判例をみてみると、

(1) 業務の客観的内容
(恒常的な業務に従事しているのか、臨時的な業務に従事しているのか、通常の労働者の業務との違いがあるのか)
(2) 契約上の地位の性格
(契約上の地位が臨時的か)
(3) 当事者の主観的態様
(継続雇用を期待させる事業主の言動や認識があったか)
(4) 更新の手続・実態
(反復更新の有無や回数、勤続年数、契約更新時の手続方法)
(5) 他の労働者の更新状況
(同様の地位にある労働者の雇い止めの有無)

 などが判断材料とされています。
 
 参考になればと思い、契約社員、契約労働者にかかわる第8条についてまとめてみました。

(注1)民法90条「公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。」
(文中資料)厚生労働省HP
[PR]
by ende_m | 2008-02-07 11:52 | 労働組合
 一昨日、中央労働委員会の「労働者委員の不当任命取り消し訴訟」の結審があるというので、霞ヶ関まで傍聴にいった。

 労働者や労働組合が苛められたり、不当労働行為があった場合、まずは各地域の地方労働委員会に救済を申し入れる。東京の場合は、東京都労働委員会になる。そこで、組合に有利な救済命令が出た場合、和解が出来れば良いが、出来ない場合、経営者は中央労働委員会に訴える。労働者に不利な場合は逆になる。だから、労働委員会は公正かつ公平であってもらいたい。

 ご存知の通り、労働委員会は経営者側の委員と労働者側の委員、そして公益委員の3者で成り立っている。
 中央労働委員会の労働者側委員は、15名いるが、全て「連合」が独占している。「連合」が700万人いる最大のナショナルセンターだとしても、全労連は130万、全労協もある。どこにも属さない純中立の労働組合もある。人数的に按分しても、15名中4~5名は、全労連や純中立の組合が推薦する労働者委員が居ても良いはずだ。政府は、すでに、ILOからの是正勧告が3回も出されているにもかかわらず、勧告を無視し続けている。こんな簡単なことに、細かい理屈をつけて16年間も邪魔しているのだ。

 準備書面を見るかぎり、「あなたたちは、訴える資格もないですよ」ということと、「内閣総理大臣が、任命したのから、それが絶対です」という内容だった。
 どう考えても、不公平感はぬぐえない。労働委員の任期が切れる一週間前の、11月8日に判決がでるそうだが、次回は何とかしてもらいと思う。

 それから、31日には「労働政策審議会労働条件分科会」が再開された。

水口弁護士が傍聴してるし、詳しいので紹介しときます。

審議再開した労働条件分科会
なんとかならんもんかね
 
サラリーマンから、残業代を召し上げるんすか?
[PR]
by ende_m | 2006-09-02 01:28 | 労働組合

19世紀に逆戻り

 6月27日、新しい労働契約法制の制定や労働時間法制の見直しを審議している「労働政策審議会労働条件分科会」の会合が厚生労働省で行われたそうだ。
 その席上、厚生労働省がまとめた素案について、使用者側、労働者側の代表が、こぞって反対を表明し、会合自体がわずか30分で中断されたんだって。

 来年1月の通常国会に法案を出すためにも、厚生労働省としては7月に中間まとめを出すスケジュールなのだそうだが、労使の合意も得られない勝手な素案を厚生労働省が押し付けること自体に無理があるといわざるを得ないだろう。
 (このブログは基本的に、あっちこっちリンクとかはりませんので、各自勝手に調べてね。その方が知識として個に蓄積されると信じているので。)

 使用者側の反対理由は、休日や深夜割り増しの残業代の引き上げがいきなり出てきたことを理由としているけど、国際的に見たら、日本の休日や深夜割り増しは低すぎるという統計もでているし、そのくらいのペナルティーがなけりゃ、なかなか長時間過密労働の緩和に繋がらないと素直に思ってしまう。

 労働者側の反対理由は、賃下げなど労働条件の切り下げを自由化する「労使委員会」制度の導入や、金銭による解雇の自由化、残業代を払わなくていいようにするホワイトカラー・イグゼンプションなどを盛り込んだ「労働契約法案」があげられる。
 「労使委員会」というのは、従業員の過半数を組織する労働組合がない場合に、会社が自らの都合の良いというか、管理職を含めた言うことを聞く労働者を組織して勝手に「労使委員会」というものを作り、そこで承認されれば、「賃下げや労働条件の改悪は合理性がある」と、法的に認めてしまう制度だし、解雇まで合法化してしまう制度だ。労働組合(特に少数組合)の存在意義、や個人の権利まで奪ってしまうことに他ならない。

 さすがに、何時間働いても残業代が一円も払われない制度については、連合も全労協も全労連も反対している。

 正規雇用を縮小し、派遣労働者や契約社員制度などの拡大で、ただでさえ少なくなった正社員は、会社から責任を押し付けられ長時間過密労働を強いられている。残業代を払いたくない企業は、管理職登用などで対応してきたが、ここに来て管理職のちょっと下あたりの社員について「自立的労働」だよね。っていうことで、残業代を召し上げようってことなのだと思う。この法律が通れば、昨今問題になっている「サービス残業」は根絶しますね。だって、残業対象じゃなくなるから。しかし「過労死」は増えるでしょう。

 こんな、おバカな法律がでる前に、反対の声をあげましょう。

 労働者がつぶれるまで、何時間も働かせられるなんて、19世紀じゃないんだから。またぞろ、「8時間は仕事に、8時間は睡眠に、あとの8時間は自分の時間に」なんて闘いが繰り返されないよう、使用者側も過去の歴史を勉強して欲しいと思ったりしたのだ。
[PR]
by ende_m | 2006-06-28 11:15 | 労働組合
 3月11日に、4月からスタートする「高齢者雇用安定法」の記事を書いたけど、こんな企業があることに、ビックリだね。再雇用を望む人の退職金の減額がセットなんていうのは、労組から「火事場泥棒」呼ばわりされるのも、無理はないと思う。退職してからの再雇用なんだから、退職金は平等に支払うべきでしょう。
 だいたい、規制緩和、経済のグローバル化を推し進め、企業の決算を国際会計基準にした時に、退職金については100%積み立てることになったはずだし、そのときに401Kとか騒がれていたのを忘れたんですかね。
 こんなことを許していたら、その内「退職金」が企業経営を圧迫するなんて以前に、従業員に賃金を払っていると、経営が立ちいかないので、タダで働いて欲しいなんていう経営者が出てきそうだね。
[PR]
by ende_m | 2006-03-24 18:26 | 労働組合
 3月15日の集中回答日を迎え、大手企業を中心に春闘の賃上げ回答が出されている。
 注目はやはりトヨタの回答だが、最後までベアを認めない会社と労使協調を優先させた労組との間での、灰色決着ともいうべき解決だったようだ。1000円のベアを、賃金格差を埋める原資にあてるそうだが、そもそも3年連続で、1兆円の利益をあげ、GMを抜いて世界一に躍り出ようとする企業なんだから、ベアゼロだった5年分の5000円以上の賃上げがあってもおかしくないし、賃金相場に与える影響が大きいだけに、僕らは、とにかく「満額回答が出たんだ」と受け取っておくかと思ったりしている。しかし、それを聞いたニッサンがニンマリして、ホンダがそんなんだったらうちは600円がいいとこかね。なんてのが実情じゃないかと思ったりするんだよね。
 東京新聞で、「脈々と続く労使協調の“DNA”が、最終的な合意へ導いた」なんて皮肉られてることもわからないんだろう。

 新聞の論調も、正規、非正規雇用の格差の是正、中小企業の賃上げを今後の課題としている。全くその通りだと思う。そこで、これまたトヨタ首脳が「本当の格差是正は上にいる者が我慢することだ」と口にしていることだ。これもまた、見逃すことはできない。要するに、賃上げすれば、下請けにも賃上げ圧力がかかり、下請け経営を圧迫するというのだ。ちょっとまって頂戴、そりゃ論理のすり替えでしょう。それじゃ、下請けの賃金が上がるとコストがかかるので、本体は我慢しようってことですか?上が上がらなきゃ下も上がらないというのは、世の常ですよ。下を押さえるために、上を押さえるんですね。
 よその会社のことをとやかく言いたくないけど、今春闘の世間相場をリードする企業だということを労使とも、もっと自覚して欲しいと思う。自覚してるから、こんな発言が飛び出すんですかね。

 格差が広がる中で、正規と非正規の賃金格差を早いとこ埋めないと、古臭い労使協調主義は孤立していくし、誰からも支持されないだろう。そのときになって、企業も国も誰もが助けてくれないと思う。だって、随分前から、経団連自体が「21世紀の日本的経営」を推し進め、非正規雇用を拡大し、労使協調すら破壊してきたからだ。春先だけ、労使協調の“にんじん”をぶら下げられてもな~って思うんだけどね。
[PR]
by ende_m | 2006-03-17 20:55 | 労働組合
 2月17日に、「全下野新聞労組の争議を応援する」というエントリーをした。影響の少ない弱小の個人ブログでこんな応援してどうなるのかという思いもあったが、なんといっても、このネット時代に「闘争日記」を立ち上げ、自らの闘いをアピールした労働組合だ。知った以上、個人でも組織でも応援するっきゃないとの思ったのだ。
 そんな記事に、新聞労連委員長の三浦さんの個人ブログである「ニュースワーカー」さんから、トラックバックを戴いていた。
 結果は、労働委員会の斡旋を受け入れたそうだ。「我ら敗れり、しかし倒れず」「という記事に詳しく報告されているので、ここでは触れない。
 しかし、同労組のホームページで紹介されている、23日から24日にかけての全下野労組の決断に至る経緯は、この労働争議が多発する時代にあって、組合員の想い、「執行部の苦渋の決断」、夜中の2時まで及んだ集会の内容など、働くものにとっては、必見の記事ではないかと思った。
 現在の到達点としての、全下野新聞労組執行部の決断、取り分け、組合員の人生を労働運動で犠牲にして良いのかと迫られるところは、ちょっとグッときてしまった。今後の団結と新たな闘いに乗り出した下野新聞労組に期待したい。決して負けたわけではない、労働組合の団結を勝ち取ったんだと、応援した私は思ったのだ。
[PR]
by ende_m | 2006-02-26 02:36 | 労働組合

アニメ産業改革の提言

 映画演劇労働組合連合会(映演労連)が、3月1日の06春闘要求書提出と合わせて、以下の「アニメ産業改革の提言」を映画各社に提出するそうだ。

アニメ産業改革の提言を読む
[PR]
by ende_m | 2006-02-22 12:02 | 労働組合
 栃木県で120年の歴史を誇る地方紙の「下野新聞」で、昨年から印刷所の別会社化と社員の転籍問題で労働争議が起きている。全下野労組は、この間の闘いをリアルタイムで「ブログ闘争日記」として立ち上げ、日々の闘争を紹介している。多くの労働組合のホームページが、一方通行の情報の発信と待ちの姿勢となっている中で、注目したい取り組みだ。
 いよいよ、闘争は県の労働委員会が舞台となるそうだ。日本の労働組合は保守的な側面を併せ持っているが、それでも争議まで追い込まれるのは、一方的なリストラ「合理化」を強行する経営姿勢に問題があるのだろう。
 新聞というメディアの「社内民主化」の闘いに注目したい。

続きをよむ
[PR]
by ende_m | 2006-02-17 19:27 | 労働組合

新入組合員学習会

f0002751_1225377.jpg
 
 今日、某労組主催の新入組合員学習会に参加した。僕ら年寄りは、当然オブザーバー参加だけどね。
 参加者は、入社1年目から3年目の人が多く、30人ぐらいいただろうか。そこで、感じたこだけど、彼らは、学歴社会の競争に打ち勝ち、募集数名みたいな企業に、すごい倍率で勝ち抜いてきた若い人たちだ。でも、実は、苦労して入社したものの、回りを見渡したら、「実は俺たちって負け組みじゃないの?」って思わざるを得ない労働条件に直面したりしてるのだ。某大手企業の経営者が、「我社は、入社10年は、親元か寮生活を前提の賃金体系だから、結婚する人は工夫してもらいたい」なんていうのだから、そりゃたまらんわな。
 ということで、労働組合の前途は明るいなと思いつつ、酒をまたまた飲んでしまったのだね。
[PR]
by ende_m | 2005-12-07 01:23 | 労働組合

ニッポン労働組合考 2

f0002751_22244998.jpg労働組合は明日へのドア 
 全労連が、若い人向けに「労働組合の作り方」のDVDを制作しました。定価は2000円です。僕も見たけど、とっても良い内容でした。
 古い人が見たら、「こんなに簡単にはいかないよ」と言われそうですが、若い人には、すこぶる評判が良いそうです。労働組合の存在を知り、労働組合を立ち上げるまでが描かれています。続編に期待したいと思います。
[PR]
by ende_m | 2005-11-26 20:45 | 労働組合